イオン分析とは、試料中の陽イオン(Na+, K+等)や陰イオン(Cl–, SO42-等)、有機酸(HCOO–, CH3COO– 等)といったイオン種を主にイオンクロマトグラフィーを用いて分離・定量する手法です。
前処理を工夫することで、固体に付着したものや気体、有機溶媒中に存在するイオン種、固体を加熱した際に発生するイオン種の測定が可能です。
また、異物、付着物の調査にも有用です。
・イオンクロマトグラフ(IC)
・燃焼イオンクロマトグラフ(IC)
以下に定量可能なイオン種を示します
| 陰イオン | フッ素イオン(F-)、塩素イオン(Cl-)、硝酸イオン(NO3-)、亜硝酸イオン(NO2-)、臭素イオン(Br-)、硫酸イオン(SO42-)、亜硫酸イオン(SO32-)、リン酸イオン(PO42-)など |
| 陽イオン | アンモニウムイオン(NH4+)、カリウムイオン(K+)、ナトリウムイオン(Na+)、マグネシウムイオン(Mg2+)、カルシウムイオン(Ca2+)など |
| 有機酸イオン | ギ酸イオン(HCOO-)、酢酸イオン(CH3COO-)など |
イオンクロマトグラフの外観
陰イオン種含有水溶液の測定例
カラムを利用したイオン種濃縮測定
純水の場合の濃縮定量可能イオン種
定量可能下限 0.001㎎/L~0.01㎎/L
| 陰イオン | フッ素イオン,塩素イオン,硝酸イオン,亜硝酸イオン,臭素イオン,硫酸イオン,リン酸イオン |
| 陽イオン | アンモニウムイオン,カリウムイオン,ナトリウムイオン |
燃焼イオンクロマトグラフによる測定
試料を燃焼分解後、ハロゲンまたは硫黄分を吸収液に吸収させ、直接イオンクロマトグラフにて測定します。
有機物や無機物などの各種材料中のフッ素、塩素、臭素および硫黄分析がppmレベルまで測定可能です。
燃焼イオンクロマトグラフの外観
燃焼イオンクロマトグラフの試料例
Thermo Fisher SCIENTIFIC
Thermo Fisher SCIENTIFIC
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