一般機械試験

破壊靱性試験

破壊靱性試験 概要

万能試験機を使用して、各種金属材料の破壊靱性を評価します。
降伏強さや環境温度に依存して変化する靱性を把握することで、実環境に適した材料の選定や製品の破壊を制御する製品設計の基礎データに活用することができます。

破壊靱性試験 主な装置・仕様

テンシロン型万能試験機 UCT-10T
テンシロン型万能試験機 UCT-10T

試験装置・仕様

  • テンシロン型万能試験機 (UCT-10T)

試験方法

1インチまたは1/2インチコンパクト(CT)試験片を使用して、ASTM E1820に準拠した除荷コンプライアンス法によるJIC評価試験を実施します。JIC評価試験から弾塑性破壊靱性JICを算出し、判定条件を満足した場合その結果を平面ひずみ破壊靭性KICに換算します。

試験の分類

  • 破壊靱性の測定のための標準試験方法 (ASTM E1820-05a)

破壊靱性試験 詳細

破壊靭性試験



1. 目的
金属材料の破壊靭性値を明らかにする試験である。


2. 方法
ASTM E399, E1820等に試験規格に準拠し、破壊靭性値を明らかにする。
恒温槽や電気炉を用い、低温から高温の幅広い環境の試験が可能である。
KIC試験およびJIC試験に対応。


3. 特徴
金属材料の破壊靭性値を明らかにすることで鋼構造物の安全性を評価する。


4. 実施例
高圧配管、構造用鋼、チタン合金などの各種金属の破壊靭性試験


5. 試験概要

破壊靭性試験実施例