FRP(繊維強化プラスチック)は軽く丈夫であり自動車や航空機などで多く使用されていますが、製造におけるエネルギー消費量が大きいという問題があります。SDGsやカーボンニュートラル施策が進む中、製品を製造してから廃棄までに要するエネルギー消費量(ライフサイクルエネルギー)を削減できる点で、繊維強化プラスチックのリサイクルが注目されています。
リサイクルに伴う強度などの、低下の主要因は繊維破断によるものと考えられており、炭素繊維やガラス繊維の配向や繊維長は強度に寄与するため、繊維の評価は重要です。
クリアライズでは、これらの要因を各種測定調査サービスにより、評価いたします。
また、優れた耐熱性、耐薬品性、耐炎性を持つPPS(ポリフェニレンサルファイド)樹脂に関しても繊維を取り出し、その繊維長を評価します。
項目 | 内容 |
前処理 | プラスチックからの繊維取出し処理 |
繊維長分布 | 画像スキャンによる分布計測評価 |
配向性調査 | 非破壊X線CT観察 |
力学的特性 | 引張・曲げ など |
熱物性特性 | TG-DTA、DSC |