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付着油分

付着油分調査のご紹介

各種部品の製造過程においては、切削油、機械油、潤滑油など、多様な種類の油が使用されます。
これらの油分が部品に付着することは、製品の性能に悪影響を与える可能性があります。
そのため、付着した油分の特定や、適切な洗浄剤の選定、そして洗浄プロセスの評価・検討は、製造品質を保つ上で極めて重要なプロセスです。

クリアライズでは、お客様の具体的なニーズに対応し、最適な油分の抽出方法や測定方法をご提案いたします。
例えば、ガスクロマトグラフ(GC-FID)を用いることにより、付着油分の定性分析、洗浄効果の評価、さらには微量の残留油分の定量分析まで、幅広い対応が可能です。
このような精密な分析を通じて、継続的な品質管理をサポートいたします。


測定対象は、板状ダイカスト品のように大きいものから、配管、各種部品などでも対応可能、配管の内側だけといった一部分のみの付着物の評価も行います。
想定される付着量が少ないものでは、複数個の部品をまとめて測定することにより検出感度を上げ、1個あたりの平均値として算出します。
付着している油分の量のだけではなく、どのような油が付着しているか油種の概要も知ることも可能です。

事例① 金属部品付着油の特定

測定例
部品に付着している油の種類が不明な場合、付着している可能性のある各種油をお客様から提供していただき、付着油とこれらの油をガスクロマトグラフ(GC-FID)で測定します。
クロマトグラム上での波形パターンを比較することで、部品に付着している油の種類の同定が可能です。

実際の測定例として、部品に付着した油を調査した際には、4種類の候補油の中から、エステル油のピーク波形と一致するものが見つかりました。
この方法により、付着している油の正確な種類を同定し、それに応じた対策へと繋げることが可能になります。

事例② 付着油分量の測定

測定例
部品に付着している油分を特定の溶剤に溶かし、ガスクロマトグラフ(GC-FID)での分析を行います。
この際、市販の軽油を標準試料として使用し、その結果を基準にして、様々な種類の油の付着量を相対的に評価します。

左の測定例は、ある部品に使用された油の残留分を測定した事例です。
上記の方法で部品から採取した油分を分析し、残留している油分量を算出することが出来ます。