放射能分析

材料、食品

材料、食品の放射能分析 概要

食品、飲料水、土壌などのさまざまな試料の放射能分析を行います。また、空間線量当量率表面汚染密度といった放射線測定も可能です。
そのほか、IC関連の原材料や製品の微量α線測定も受託しております。

材料、食品の放射能分析 特長

●Ge半導体検出器

試料中に含まれる放射性セシウム(Cs-134,Cs-137)や放射性ヨウ素(I-131)といったγ線放出核種の分析が可能です。γ線放出核種を分析することによって、トリウム系列やウラン系列の天然放射性核種を評価して求めることも可能です。

●微量α線測定装置

極低レベルα線の高精度な測定が可能です。材料から放出されるα線をエネルギーごとに評価することによって、高精度な材料評価が可能になります。本装置は、販売も行っております。

●環境放射線モニタリング

NaIシンチレーションサーベイメータとGM計数管式サーベーメータを用いて、空間線量当量率や表面汚染密度を測定し、除染作業に伴うモニタリング調査や放射性物質による汚染状況調査を実施します。

●γ線空間線量率測定装置 D-Phod

長尺プラスチックシンチレーションファイバーを使用して、最大20mの範囲の空間線量率を測定することによって、広範囲の土地・池・貯水槽底部などの線量分布を迅速に測定できます。

適用分野
  • 食品
  • 土壌・水等の環境試料
  • RI使用施設、原子力施設
  • 電子部品、材料
  • 環境モニタリング
事例
  • 食品・水などの放射性セシウム(Cs-134,Cs-137)や放射性ヨウ素(I-131)分析
  • 鉱物中の天然放射能評価
  • IC基板からの微量α線測定
  • 製品表面の線量等量率および表面汚染密度測定
  • 池底部の線量分布測定

材料、食品の放射能分析関連 主な装置・仕様

  • Ge半導体検出器 検出器

    【Ge半導体検出器 検出器】Ge半導体検出器 測定エネルギー範囲:〜3MeVまでのγ線スペクトル計測 分解能:約2keV 測定形状:2Lマリネリ容器、φ47mm試料皿、500mLポリ容器、U-8容器 測定下限:試料量および測定時間による。

  • 微量α線測定装置 検出器

    【微量α線測定装置 検出器】シリコン半導体式検出器 測定エネルギー範囲:4〜9MeVのα線スペクトル計測 分解能:半値幅200keV(241Am 5.49MeV) 測定形状:130mm×130mm以下 測定下限:0.002カウント/cm2・h (200時間測定時) 本測定装置は、販売も行っております。

  • NaIシンチレーションサーベイメータ検出器

    【NaIシンチレーションサーベイメータ検出器】NaIシンチレーション検出器 測定範囲:0.15〜30μSv/h (Cs-137)

  • GM計数管式サーベイメータ

    【GM計数管式サーベイメータ】検出器:GM計数管式検出器 測定範囲:60〜100k cpm (36Cl)

  • γ線空間線量率測定装置 D-Phod

    【γ線空間線量率測定装置 D-Phod】検出器:プラスチックシンチレーションファイバー ファイバー長:5m、10m、15m、20m 。*D-Phodは、日立GEニュークリア・エナジー株式会社の登録商標です。