形態観察

破面解析(破面観察・断面組織観察)

破面解析(破面観察・断面組織観察) 概要

破面解析を行うことによって、破壊形態(疲労破壊、応力腐食割れ(SCC)など)や起点位置、き裂進展方向や負荷モード(引張・曲げ・せん断など)を評価することが可能です。
機械、構造部材などのトラブル品やクレーム品について、破面解析、金属組織観察を行い、それらの原因究明を行うと共に、事故防止対策・改善策等の提案を行います。
製品・機器の破損、不具合でお困りの際は、お気軽にご相談下さい。
お客様の目的に応じて、最適な調査項目をご提案させていただきます。
 

 
 

破面解析(破面観察・断面組織観察) 測定事例

破損した構造物の破断面の走査型電子顕微鏡(SEM)による観察事例
 破断面には、破壊形態を示す特徴な模様(ストライエーション、ディンプル、フェザーパターン、ロックキャンディ)が観察され、
これらの破断形態から破壊原因を評価することが可能です。

破面解析(破面観察・断面組織観察) 主な装置・仕様

走査電子顕微鏡(SEM−EDX)

SEM-EDXは、物質や混入した異物などの表面および断面の形状観察とその観察部分の元素分析ができる装置です。

SEMでは、電子線を照射し、二次電子で表面形状を観察します。また、EDXでは、同時に発生する特性X線を検出して元素分析、元素分布観察が行えます。 クリアライズでは、お客様が持ち込まれたサンプルを可能な限り形状を変えず観察するために、SEM-EDXに大きめの試料室を準備しており、試料サイズ最大300mmφまで観察可能です。

【適用分野】
■ 固体試料の表面形状観察と元素分析
■ 各種材料の破面や腐食面の観察
■ 異物の形状観察や局部元素分析および元素分布分析
■ 含水、含油、生体試料などの観察および元素分析
デジタル光学顕微鏡

光学顕微鏡

鉄鋼・非鉄材料のミクロ組織観察ができます。
(観察倍率:×12.5-×1000)
【仕様】
機種:OLYMPUS BX51M 他
観察倍率:×12.5-×1000

【適用分野】
■ 鉄鋼材料、非鉄材料のミクロ組織観察、評価
■ 結晶粒度測定(JIS G0551)
■ 非金属介在物測定(JIS G0555)
■ 表面処理層の断面観察(浸炭処理、窒化処理)
■ 溶接評価(溶け込み状態、欠陥観察等)