物性評価

形態観察:マクロ組織、ミクロ組織観察、断面観察、表面観察

サービスの概要

各種プラント機器部材および構造部材の破損事故調査・解析や金属材料の微小部領域観察・分析および皮膜解析を実施します。
実機プラントに長期間使用されている材料は、予防保全上、経年劣化の度合を診断することが重要です。この診断法の一つとして、レプリカ法による金属組織観察法があります。本手法は、構造物から対象部を切り出すことなく、非破壊で金属組織中の炭化物やボイドの区分など、信頼性の高い評価が可能です。

測定事例

右図は、Cr-Mo-V鋳鋼から試験片を切り出し、研磨、エッチングしたあとの金属組織と、同部位のレプリカ転写による金属組織の観察結果を示します。 本結果から、光学顕微鏡および走査電子顕微鏡(SEM)によるレプリカ観察結果は、試験片観察結果と遜色なく、結晶粒内および結晶粒界の炭化物やボイドが観察できることが分かります。

主な装置・仕様

走査電子顕微鏡(SEM−EDX)

物質や混入した異物などの表面および断面の形状観察とその観察部分の元素分析ができる装置です。

電子線を照射し、二次電子で表面形状を観察します。また、同時に発生する特性X線を検出して元素分析、元素分布観察が行えます。 試料室が大きく、150mmφまで観察可能です。大気遮断状態での測定も可能です。

仕様
  • 機種:日立SU-6600、S-4800、S-3700N
  • 加速電圧: 0.5〜30kv
  • 検出器 : 二次電子検出器、反射電子検出器、エネルギー分散型X線分析用検出器
特徴
  • 分解能:1nm(加速電圧15kV時)
  • 検出元素(B〜U)
  • 局所領域および平均的領域の元素濃度分析
  • 元素分布観察(面 分析、線分析)
  • クールステージ装備(-20℃まで冷却可)
適用分野
  • 固体試料の表面形状観察と元素分析
  • 各種材料の破面や腐食面の観察
  • 異物の形状観察や局部元素分析および元素分布分析
  • 含水、含油、生体試料などの観察および元素分析
試料
  • 最大300mmφ×100mmH、2kgまで

卓上顕微鏡(Miniscope TM-1000)

仕様
  • 機種:MiniscopeTM-1000
  • 観察倍率:20倍-10,000倍
  • 加速電圧:15kV
  • 観察モード:標準/帯電軽減モード
  • 最大試料寸法:70mmΦ×20mm
特徴
  • 光学顕微鏡では得られない焦点深度の深い像観察が可能
  • 帯電軽減(低真空)モードを使用することによって前処理なしで絶縁物の観察が可能

光学顕微鏡

鉄鋼・非鉄材料のミクロ組織観察ができます。
(観察倍率:×50-×1000)

仕様
  • 機種:Nikon Microphoto-SA ほか
  • 観察倍率:50倍-1,000倍
  • 光源:12V-100W
  • その他:偏向顕微鏡、デジタル保存可
特徴
  • 各種倍率に対応した表面形状観察
  • マクロ試験、結晶粒度測定、介在物測定、溶接材料評価
  • レプリカ法(スンプ法)によるプラント構造材料の非破壊組織観察
適用分野
  • 機械装置、構造材料の破壊、損傷原因などの調査
  • ミクロ割れ
  • 偏析、析出物、異物分析
  • 浸炭層、窒化層
  • 溶接ビード溶込
  • プラント機器・構造材料余寿命診断

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