「マクロ組織、ミクロ組織観察、断面観察、表面観察」では、各種プラント機器部材および構造部材の破損事故調査・解析や金属材料の微小部領域観察・分析および皮膜解析を実施します。
実機プラントに長期間使用されている材料は、予防保全上、経年劣化の度合を診断することが重要です。この診断法の一つとして、レプリカ法による金属組織観察法があります。本手法は、構造物から対象部を切り出すことなく、非破壊で金属組織中の炭化物やボイドの区分など、信頼性の高い評価が可能です。
クリアライズは、40年以上にわたる材料調査実績のもと熟練技術者を中心にしたスタッフが調査にあたります。観察・分析のオペレーションだけでなく、試料の採取や観察サンプルの調整まで、安心してお任せいただけます。
SEM-EDXは、物質や混入した異物などの表面および断面の形状観察とその観察部分の元素分析ができる装置です。
SEMでは、電子線を照射し、二次電子で表面形状を観察します。また、EDXでは、同時に発生する特性X線を検出して元素分析、元素分布観察が行えます。 クリアライズでは、お客様が持ち込まれたサンプルを可能な限り形状を変えず観察するために、SEM-EDXに大きめの試料室を準備しており、試料サイズ最大150mmφまで観察可能です。また、大気遮断状態での測定も可能ですので、リチウムイオン電池部材の分析のようなニーズにも対応が可能です。