構造解析

結晶構造解析

結晶構造解析 概要

X線回折(XRD: X-ray Diffraction)は、材料の結晶構造を調べるための最も代表的な分析手法の一つです。
物質にX線を照射した際、原子の規則正しい配列によって生じる「回折現象」を利用して、その物質が何であるか(同定)、どのような結晶状態にあるかを解析します。
材料の品質を左右する結晶構造。X線回折(XRD)を用いて、化合物の同定からナノ粒子の解析まで、様々な材料の結晶構造解析を承ります。評価可能な材料は、粉末・バルク材・微小異物・薄膜・単結晶・ナノ粒子など、多様なサンプルに対応可能です。
 

 
 

結晶構造解析

  • X線回折(XRD)
    化合物種の同定、結晶子径解析、格子定数解析

結晶構造解析 詳細

エックス線回折 Smart Lab
Smart Lab
【X線回折(XRD)による解析】
XRD測定を行うと、横軸に回折角(2θ)、縦軸に回折強度をとった物質固有の「回折パターン(チャート)」が得られ、物質の同定(定性分析)、結晶化度の評価、結晶子の大きさ、格子定数・歪みの解析などがわかります。
非破壊で分析が可能というメリットがありますが、液体や非晶質(ガラス、プラスチックなど)材料については、回折線が得られないため詳細な構造解析には不向きです。


【特長】
  • • 化合物種の同定や定量分析
  • • 微小異物の化合物種同定(≧50μmφ
  • • 極薄膜の結晶構造解析(≧5nm
  • • 材料の結晶系・結晶粒径・格子定数解析
  • • 残留応力・結晶化度・結晶配向状態解析
  • • 大気非曝露環境下(露点-100℃)での測定
  • • 試料高温条件下(≦1400℃)での測定
  • • 薄膜積層体の密度・膜厚・ラフネス評価
  • • ナノ粒子の粒径・分布測定
【主な用途】

様々な目的に対応可能な測定機種とアタッチメントを用いて、多様なニーズにお応えします。

以下に測定項目と用途を示します。
▪ 広角X線回折 : 粉末・バルク材の評価(定性・定量・結晶構造解析)
▪ 薄膜X線回折 : 薄膜材料・試料表面の定性分析
▪ 面内X線回折 : 極薄膜材料・試料極表面の結晶構造解析(In-Plane回折)
▪ ロッキングカーブ : 結晶配向状態の評価(回折強度の1次元分布)
▪ 極点図形 : 結晶配向状態の評価(回折強度の1次元分布)
▪ 大気非暴露X線回折 : 不活性ガス下での評価(露点:ー100℃)
▪ X線残留応力 : バルク材料・薄膜材料の応力値評価
▪ 高温X線回折 : 試料高温下での評価(室温~1400℃)
▪ 微小部X線回折 : 微小・微量試料の評価(定性・定量・結晶構造解析)(最小50μmφ)
▪ 微小部残留応力 : 微小・微量試料の応力値評価 (最小50μmφ)
▪ 微小部極点図形 : 微小・微量試料の配向状態評価 (最小50μmφ)
▪ X線回折2結晶法 : 単結晶・強配向材料の高分解能測定(半値幅:数10sec)
▪ X線回折4結晶法 : 単結晶・強配向材料の超高分解能測定(半値幅:数sec)
▪ 逆格子マッピング : 回折強度の高分解能2次元マッピング
▪ X線反射率 : 薄膜・薄膜積層体各層の膜厚・密度・ラフネス評価
▪ X線小角散乱 : ナノ粒子・ナノポア材料の粒径分布解析

結晶構造解析(XRD)測定事例

1. 鋼板上に生成した腐食生成物 鋼板上に生成した腐食生成物  
2.基板上に付着した微小異物 基板上に付着した微小異物
3.ライン&スペースパターンのピッチ解析(微小角入射X線小角散乱)

ライン&スペースパターンのピッチ解析