表面分析

表面化学状態分析

SEM-Raman測定サービス開始

二次電池研究開発スピードに貢献!
この度クリアライズでは、SEM(走査電子顕微鏡)にEDX(エネルギー分散型X線分析装置)とRaman(ラマン分光分析装置)を備えた設備を使用したSEM-Raman測定サービスを開始いたしました。

SEM-Ramanによる化学状態分析 特長

材料分析の現場では、より詳細かつ多角的な情報取得が求められています。SEM-Raman複合分析は、SEMによる高分解能の形態観察と、Raman分光法による分子構造・化学組成分析を一体化した先端技術です。これにより、従来の手法では得られなかった“場所特定型”の化学情報が取得可能となりました。

SEM-Ramanによる化学状態分析 詳細









SEM-Ramanによる化学状態分析 事例

LIB 単セルの評価
セル全体の形状と成分(Raman)を重ねて視覚化!
ナノスケールで形状および成分の変化を同時に評価することで、性能や品質に関わる局在、濃度、多形の変化を明らかにします。



高速充放電したNMC電池(正極)の評価
リチウムイオン電池の高性能化・長寿命化・安全性の実現には、イオンの移動効率や容量維持を評価・最適化することが重要です。
Liを含む化合物(Li-NMC)の化学状態変化を評価します。



LIB 負極C系シートの評価
安定した充放電特性の実現には、構造変化の少ない(ID/IG比の小さい)負極材の採用が重要です。
黒鉛などカーボン系材料の結晶性・欠陥密度・劣化状態評価において、SEMでの形態観察(粒子サイズ・クラック等)と、Ramanでの結晶性・欠陥評価を同一視野で実施可能。
SEMによって劣化や異常が認められる領域を特定し、その視野でRaman測定を行うことで、結晶性(ID/IG比)の空間分布を可視化・評価します。