環境規制物質分析

アスベスト分析

アスベスト分析 概要

2005年にアスベスト(石綿)による健康被害(悪性中皮腫,石綿肺がん,石綿肺)が大きな社会現象となりました。また、アスベストを含有している建築材料を使用した建築物の老朽化に伴う解体等が進んでいます。
平成17年7月1に「石綿障害予防規則」(石綿則)が施工され、解体などの作業において、石綿などによる労働者の健康障害を防止するために、「あらかじめ石綿の使用の有無を分析により調査し、その結果を記録しなければならない」とされております。
当社では、JIS A 1481-2(2016),JIS A 1481-3(2014)による建材中のアスベスト定性・定量分析、解体・除去工事に伴う気中アスベスト測定、平成18年8月28日に施工された天然鉱物中の石綿含有率の分析法など、目的に応じた適切なサンプリング及び分析方法で対応いたします。

※注:アスベスト分析については、外部委託先での対応となります。
   サンプリングならびにスクリーニング分析に関しては、弊社にて対応致します。

アスベスト分析 特長

建材中及び天然鉱物中のアスベスト分析

建築物石綿含有建材調査者による書類・現地調査及びサンプリングを行い、日本作業環境測定協会が実施するクロスチェック事業におけるAランク合格者が、半導体検出器搭載のX線回折装置を使用し、迅速に結果をお届けいたします。

建材中及び天然鉱物中のアスベスト分析
空気中アスベストサンプリング
空気中アスベストサンプリング

空気中及び水中のアスベスト分析

空気中のアスベスト分析ではアスベストモニタリングマニュアル(最新版)を、水中のアスベスト分析では日本水道協会 上水試験法を基に、経験豊富な作業環境測定士がサンプリングを行い、低温灰化処理装置(プラズマリアクター)、位相差顕微鏡(OLYMPUS製BX51)、SEM(デジタル走査型電子顕微鏡)、EDX(エネルギー分散型X線分析装置)を使用して測定を行い、迅速に結果をお届けいたします。

【適用分野】
建材中のアスベスト分析
天然鉱物中のアスベスト分析
空気中のアスベスト分析
水中のアスベスト分析

主な装置・仕様

X線回折装置

X線回折装置

・使用装置
PANalytical社製 X’pert PRO-MPD PW3040/60 DY2310
・X線管球
セラミックスCu管球(3kW)
・検出器
半導体検出器(PIXcel)
・検量線
アスベスト(クリソタイル、アモサイト、クロシドライト、トレモライト/アクチノライト、アンソフィライト)
遊離ケイ酸(クォーツ、クリストバライト、トリジマイト)

  • 位相差顕微鏡 (OLYMPUS製/BX51)

    位相差顕微鏡 (OLYMPUS製/BX51)

  • 低温灰化処理装置 (ヤマト科学製/PR300)

    低温灰化処理装置 (ヤマト科学製/PR300)

  • 走査電子顕微鏡 (日立ハイテク社製/SU6600)

    走査電子顕微鏡 (日立ハイテク社製/SU6600)