一般機械試験

振動試験

振動試験 概要

試験体の固有振動数、共振応答、共振倍率、減衰比等の各種振動特性を測定します。
また、データ収集後に振動解析ソフトの処理により、振動形状を可視化するサービスも実施いたします。
                                                  
※このページの最下欄に、「構造物の振動測定実施例(ハンマリング試験)」を掲載。
 モードアニメーション等の振動解析事例をご覧いただけます。

振動試験測定評価 詳細

構造品の振動測定評価



1.概要
疲労損傷の原因である振動現象をひずみゲージ・加速度計などで測定することが可能です。
測定したデータを分析することにより、振動周波数(固有振動数)、ひずみ・加速度の大小を評価することが可能です。


2.特長
構造品の使用環境や振動現象により測定に使用するセンサー(ひずみゲージ、加速度計、集録システム)を選定します。ハンマリング試験での固有振動数測定が可能です。振動台により模擬振動モックアップ試験が可能です。


3.主な用途
・固有振動数評価、加速度評価、ひずみ評価 等

測定事例

同配管コネクタ部の振動ひずみ測定、大型容器振動加速測定事例

計測データの一例

ひずみゲージによる振動測定データの一例

ひずみゲージによる振動測定データの一例




固有振動数解析データの一例

固有振動数解析データの一例

振動試験 事例

構造物の振動測定実施例(ハンマリング試験)



1.ハンマリング試験について
・計測機器が簡単に準備可能(インパルスハンマ,加速度センサ,計測機器)
・試験時間が短いので現場計測に適している(加速度センサ固定する加振点移動法)
・打振により加振できるものであれば測定可能(大小様々なサイズのハンマーが市販されている)
・振動形状を可視化(データ収集後に振動解析ソフトで処理)


2.打振による振動データの計測
加速度センサを固定してインパルスハンマで打振位置を順次変更しながらデータを収集
加速度センサを固定してインパルスハンマで打振位置を順次変更しながらデータを収集


3.モデル作成とデータ割付
振動解析ソフトにて簡易的なモデルを作成して、打振位置に振動データを割り付けることによりモードアニメーションを作成することができる

モードアニメーションを作成

データ処理の一例

  • 共振周波数:115Hz【上面の ”たわみ” 】

    共振周波数:115Hz【上面の ”たわみ” 】

  • 共振周波数:178Hz 【側面の ”たわみ” 】

    共振周波数:178Hz 【側面の ”たわみ” 】

モードアニメーションの一例

※図をクリックすると実際のアニメーションをご確認いただけます。
またダブルクリックで全画面表示も可能です。


  • 共振周波数:115Hz 【上面の ”たわみ” 】

  • 共振周波数:178Hz 【側面の ”たわみ” 】

特殊試験装置の紹介

以下掲載される特殊装置を使用した試験は、日本カタン株式会社と株式会社クリアライズとの連携サービスとなります。
広帯域振動試験機

広帯域振動試験機


性能・仕様
型式      EHV-1t-40型
製造メーカ   株式会社 島津製作所
負荷能力    ±0.025~±25.0㎜
最大加振速度  50Hz(振幅:1.0㎜時)
主な用途・特徴 一般構造物の振動特性試験


・高性能CPU搭載により、計測精度、操作性、信頼性および応用性を大幅にグレードアップした振動試験機です。デジタル方式により、リアルタイムに試験波形が確認できるシステムです。
・この試験機と長期荷重試験用の架台を併用することで、様々な電線を架線状態での微風振動試験が行え、実線路での振動疲労現象を再現することができます。
・その他、製品の耐振動特性試験も行えます。