ガス成分分析

オイル等級評価試験

圧縮空気のオイル等級評価試験概要

クリアライズでは、圧縮空気のオイル等級評価試験サービスは、圧縮空気に関して、試験用の配管施工からJISに準じた捕集・測定・分析まで一貫したサービスを提供します。
圧縮空気に含まれる「オイルミスト」、「有機溶剤」、「オイル蒸気」を分析することによって、オイル等級の評価試験を行うことができます。

 関連試験規格
  ■ ISO8573-2(JIS B8392-2) 圧縮空気-第2部:オイルミストの試験方法
  ■ ISO8573-5(JIS B8392-5) 圧縮空気-第5部:オイル蒸気及び有機溶剤含有量の試験方法

圧縮空気のオイル等級評価試験サービスの特長

1.「Class 0」認証取得試験

第三者認定機関から圧縮空気のオイル等級「Class 0」認証を受けるためのサンプリング試験(認証試験)を、第三者認定機関立ち会いのもとで実施することによって、オイル等級「Class 0」認証取得を支援します。 圧縮空気に含まれる「オイルミスト」、「有機溶剤」、「オイル蒸気」の3要素をISO8573-2(JIS B8392-2)、ISO8573-5(JIS B8392-5)に準じて捕集・測定・分析し、オイル等級を評価します

 

サンプリング試験の概略図

 

(1)部分流量捕集

  部分流量捕集モデル  
  (2)全流量捕集 全流量捕集モデル
圧縮空気経路の概略図
圧縮空気経路の概略図
2.圧縮空気の品質確認試験

圧縮空気の品質確認試験は、圧縮機のオイル等級評価試験のほか、既設圧縮機の品質確認や給油式圧縮機のフィルタ性能試験なども実施します。 工場ラインの圧縮空気や計装ガスに含まれる「粒子」、「水分」、「オイル」を捕集・測定・分析します。また、検出したオイルの油種も特定することができます。 設備の経年劣化やフィルタエレメントの詰まりが早い、不具合発生時の調査など、工場ラインから捕集した圧縮空気や計装ガス を測定・分析し、汚染物質や不具合箇所などを特定します。

オイル等級評価試験の事例

「Class 0」認証取得試験フロー

「Class 0」認証取得試験

課 題

認証取得にかかる時間と手間、再試験の可能性を最小限に抑え、第三者認証機関からのオイル等級「Class 0」の認証を受けたい。

解 決

ISO8573-2(JIS B8392-2)、ISO8573-5(JIS B8392-5)に準じて、圧縮空気に含まれる「オイルミスト」「有機溶剤」「オイル蒸気」の3要素を捕集・測定・分析します。圧縮機のオイル等級「Class 0」認証を受けるためのサンプリング試験(認証試験)の実施、捕集したサンプルの分析は、第三者認証機関立ち会いのもとで実施します。試験計画、配管施工から測定・分析、第三者認証機関との調整、必要となる書類の整備支援までを実施することで、認証取得に関わるお客さまの作業負担を軽減し、スムーズな認証取得を実現します。

圧縮空気のオイル等級評価試験例と検出物質の成分比較例

圧縮機のオイル等級評価の応用

課 題

開発したエアフィルタを実機に設置したとき、開発したとおりの性能が出るか確認したい。

解 決

圧縮空気に含まれる「オイルミスト」「有機溶剤」「オイル蒸気」を捕集・測定・分析し、圧縮機のオイル等級を評価することで、開発したエアフィルタの開発性能を満たしているか検証します。

圧縮空気の品質確認試験 既設配管と採取機器の設置例

圧縮空気の品質確認試験

課 題

最近、工場ラインでフィルタエレメントの詰まりが早くなっているため、原因を突き止めたい。

解 決

フィルタエレメントが詰まる原因は、工場ラインの圧縮機、周辺機器の経年劣化、機器周辺の空気汚染(取り込み空気の汚染)、配管の汚染など、さまざまな要因が考えられます。 そこで、工場ラインの圧縮空気や計測ガスに含まれる「粒子」「水分」「オイル」を捕集・測定・分析。その結果から、豊富な実績とノウハウを用いて、詰まりの原因となる汚染物質や不具合箇所を特定します。